
・開催概要
日時:2025年3月15日・16日(2日間)
1日目ー11時〜20時、2日目ー11時〜17時30分(途中入退出可)
※雨天決行(雨対策をしています)
場所:駒沢オリンピック公園 中央広場(東京都世田谷区駒沢公園1−1)
定員:会場のキャパは1,000名程度(2日間で計10,000名の見込み)
対象:若者を中心とした全世代
主催:日本若者協議会
運営:民主主義ユースフェスティバル2025実行委員会
後援:世田谷区、スウェーデン大使館、デンマーク 王国大使館、アイスランド大使館、ノルウェー大使館、フィンランド大使館
物品提供:ロクシタン(L'occitane)
協力:株式会社ドワンゴ(ニコニコ生放送)
特別協賛:パタゴニア日本支社
参加費:無料(申込不要)
コンテンツ(大枠):
①各場面での民主主義の現状を問うパネルディスカッション
②超党派の政治家と気軽に対話する場(選挙小屋)
③若者団体/市民団体によるブース
④ワークショップ、ラウンドテーブル(来場者同士の対話)、ゆるスポーツ
⑤エンタメ(音楽ライブや映画鑑賞、飲食、アートなど)


・イベント趣旨
日本の民主主義を発展させ、みんながもっと自分らしく生きられる社会を作りたい!
そのために、もっと気軽に社会課題について話したり、政治家と対話する場を作りたい!
民主主義ユースフェスティバル2025実行委員会では、そのような思いで、2025年3月15日・16日に「民主主義ユースフェスティバル2025」を開催します。
「民主主義ユースフェスティバル2025」では、若者の政治参加や、民主主義の現在地、北欧の民主主義、未成年の選挙運動禁止の是非、日本と北欧ジェンダー、政治のタブー視などについて議論を行うパネルディスカッションのほか、各政党の選挙小屋も設置します。今回はスポーツをするコーナーやアートコーナー、キッズコーナーなど、知識がなくても参加しやすいコンテンツをより拡充しています。1日目夜には映画鑑賞もあります。
またマルシェやキッチンカーなど、気軽に楽しみながら、真面目な話もできる空間にしたいと思っています。
会場も、ふと通った人が気軽に参加できるよう、建物内ではなく、開かれた空間(広場・公園)を探しました。
今回も昨年に続き、行政(世田谷区)の後援が入ったことにより、都立公園(駒沢オリンピック公園)での開催になります。

選挙小屋は、国政政党だけでなく、地域政党も設置します。
そこに各党の学生部や党関係者、そして政治家にいてもらい、各党の説明や、来場者からの質問を受け付けます。
そして、中学生や高校生など、参加のハードルを極力下げ、気軽に参加できる場にするため、参加費は無料にします。
今回の「選挙小屋」「民主主義フェスティバル」を契機に、各所で政治家と対話したり、社会課題について議論する場が増やしていきたいと思っています。
◇日本若者協議会の活動紹介
民主主義ユースフェスティバル2025実行委員会は、志を共有するメンバーで構成されていますが、その多くは、主催団体である日本若者協議会のメンバーになっています。
日本若者協議会は、若者の声を政治に反映させることを目指し、2015年から活動している若者団体です。
これまで、被選挙権年齢の引き下げ、校則見直しの過程で生徒の声を尊重する「学校内民主主義」の推進、部活動強制加入の撤廃、教員の労働環境改善、痴漢対策の強化、子どもの声を尊重する「こども基本法」の制定など、様々なテーマで政策提言を行い、すでに多くの提言が実現しています。
最近では、各政党の勉強会や、政府の有識者会議に呼ばれることも増えています。
また、気候変動対策について若者が議論する「日本版気候若者会議」の開催や、小中学生を対象にした「こども国会」の開催などを通して、子ども・若者が社会課題について議論し、政治家に直接提言する機会も多く作ってきました。
◇日本の現状
一方で、日本の若者の政治参加の水準は、まだまだ低いものがあります。
国政選挙の投票率は3割程度で、3分の2近くの人が投票に行っていません。地方選挙だともっと低い数字になります。
さらに、学校外で、社会課題の解決をするために、地域の団体に入る人も非常に限られています。
日本若者協議会の個人会員は1000名以上と、日本だと最大規模の若者団体ですが、ヨーロッパだと万単位の若者団体も珍しくありません。
◇北欧の状況
日本若者協議会の室橋代表理事が2022年9月に視察に訪れたスウェーデンでは、主要政党のユース党(13歳〜25歳ぐらいのメンバーが在籍)のメンバー数は、1.5万人〜1.8万人もいましたが、スウェーデンの人口は日本の10分の1です。
小さい政党でも、3000人ぐらいはいたりと、若い世代の5%程度(20人に1人)は政党に入っていました。このように身近に政治的な活動をしている人が多い環境では、日常的に政治について考えるのも当然です。
他にも、生徒組合やNPO、日本若者協議会がモデルにしているLSU(全国若者団体協議会)に入っているメンバーも多数います。
このように身近に政治があふれ、当事者として議論に参加している北欧では、若者の投票率も80%を超えています。
◇「選挙小屋」「民主主義フェスティバル」という場
「テレビだと大きい話が多いけど、選挙小屋では自分が関心のあることを直接聞けるので、投票先を決めるのに役に立った」
スウェーデンに視察に訪れ、現地の高校生が言っていた言葉です。
別の中学校のクラスで、「政治家に会ったことがある人はいますか?」と聞いたところ、クラスの全員が手を挙げ、しかも、1週間前に選挙小屋に行った時に文部大臣と会ったというエピソードが普通に出てきました。
選挙小屋とは、選挙の前に各党が駅前の広場などに出すテントのようなものです。そこで各党のボランティアがコーヒーやバナナなどを配りながら、国民に政策などを説明したり、市民からの質問に答えます。

選挙小屋には、中学生や高校生、大学生などの若者も多く訪れ、模擬選挙である「学校選挙」(投票先は本物の政党)の投票先を決めたり、宿題として、各党の特徴をまとめたりしています。
また、北欧などの国々では、デモクラシーフェスティバルという、年齢や性別、階級などに関わらず、多様な人々が政治について楽しく、建設的な対話をするお祭りがあります。
たとえばデンマークでは、毎年6月になるとボーンホルム島でThe People’s Meeting “Folkemødet”と呼ばれる民主主義の祭典が4日間開催されています。


真面目に議論するだけでなく、バーで飲みながら話したり、ライブで音楽を楽しんだりもします。
スウェーデンでも、ゴットランド島で、毎年7月に1週間、首相はじめ全国から多数の政治家、ジャーナリスト、市民、NGOらが集い、政治について語り合うAlmedalen Weekが開催されています。
このように、気軽に社会課題について語り合ったり、政党の特徴を知る機会があるからこそ、毎回投票率が80%を超えるような結果になっています。
◇日本でも北欧のような「選挙小屋」を設置&「民主主義フェスティバル」を開催したい!
このように北欧では、気軽に社会課題について話したり、政治家と対話する機会にあふれていますが、日本では、政治家と気軽に対話したり、様々な政党の議員と話す機会はほとんどありません。結果的に、政治家の仕事や各党の特徴もあまりわからず、遠い存在になっています。
そこで、日本若者協議会では、北欧の「選挙小屋」や「民主主義フェスティバル」を参考に、「民主主義ユースフェスティバル2025」を2025年3月15日・16日に開催します。
