若い世代は生活に余裕がなく、結婚や子育てにも前向きではないと言われています。

経済的な余裕のなさ、時間的な余裕のなさ、人とのつながり面での余裕のなさなどが挙げられますが、子育て支援や教育問題に比べ、議論が活性化していません。

そこで、公明党の河西宏一衆議院議員、住居学が専門の川田菜穂子大分大学教育学部・准教授、日本若者協議会に所属する町田小茉莉さん、秩父美怜さんをゲストに、若者支援に取り組み政治家・研修者・若者団体それぞれの立場から、若い世代の生活の質向上への支援の必要性と取りうる支援策について議論を行います。

ファシリテーターは日本若者協議会の室橋祐貴代表理事が行います。

スピーカー

河西 宏一

1979年、新潟県長岡市に生まれ、杉並区、鎌倉市などで過ごす。 パナソニック株式会社、公明党本部などを経て、 現在、衆議院議員1期(21年、比例東京ブロックで初当選)、党学生局長。 国会では地方こどもデジタル特別委員会(理事)、 内閣委員会・憲法審査会・政治倫理審査会(委員)に所属。 日本で欧州並みの若者団体への財政支援実現をめざす。

川田 菜穂子

1977年兵庫県生まれ。大分大学教育学部・准教授。専門は住居学(住宅政策・住宅問題・住教育など)。神戸大学大学院総合人間科学研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。
共著に『若者の権利と若者政策』(明石書店)、『深化する居住の危機─住宅白書〈2014-2016〉』(ドメス出版)、『若者たちに「住まい」を!─格差社会の住宅問題』(岩波書店)など。

町田 小茉莉

高校2年生。NPO法人 Waffle や NO YOUTH NO JAPAN 立候補年齢引き下げ隊などに学生ボランティアとして参画し、教育、ジェンダー、制度など色々な角度から若者の生活向上に向けて取り組んでいる。日本若者協議会では若者の労働問題やジェンダー問題の解決に向け積極的に議論・勉強・行動している。

秩父 美怜

立教女学院高等学校2年生。昨年カナダ留学、そして東京と関西で合計8回の引越しを経験し、様々な環境や土地での若者の状況を身をもって知る。現在、東京都豊島区や千葉県流山市等様々な自治体にご協力頂き、地方自治のあり方と若者の重要性を学んでいる。日本若者協議会に所属し、「若者の生活保障」勉強会などを開催。

室橋 祐貴

日本若者協議会代表理事

慶應義塾大学経済学部卒、同大政策・メディア研究科中退。大学在学中からITスタートアップ立ち上げ、BUSINESS INSIDERJAPANで記者、大学院で研究等に従事。専門・関心領域は政策決定過程、民主主義、デジタルガバメント、社会保障、若者の政治参画など。文部科学省「高等教育の修学支援新制度在り方検討会議」委員。著書に『子ども若者抑圧社会・日本 社会を変える民主主義とは何か』(光文社新書)など。