日本社会全体に根付いている年功序列的な価値観や政治・行政に対する固定観念の中で、政治家や官僚の実態は十分に理解されているとは言い難い。特に近年は、「政治家は国会で寝ている」「官僚は天下りをしている」といった断片的・感情的なイメージが先行し、実際の働き方や役割との乖離が生じている。

また高市内閣発足以降、ワーク・ライフ・バランス(WLB)が社会的な議論のテーマとなる中で、政策を担う側である政治家・官僚の働き方自体が可視化されていないという課題も浮き彫りになっている。

本セッションでは、こうした認識のギャップに着目し、政治家・官僚それぞれの実際の働き方や意思決定のプロセスを多角的に捉え直す。さらに、誤解や不信を生まないために必要な情報発信や制度・コミュニケーションのあり方について議論することで、政治と市民の相互理解を促進し、民主主義への関心と信頼の向上を目指したい。

スピーカー

武口 翔吾

ウィルドア共同代表理事

慶應義塾大学法学部政治学科卒業。ICTでシステム開発・新規事業開発を経験後、一般社団法人ウィルドアを設立。

高校生向けの探究・対話プログラムの企画運営に携わり、「わたしからはじまる学び」を大事に、多様な価値観が交差する対話を通して、一人ひとりが"自分"と"社会"とともに生きられる教育環境づくりを志す。

下村 博文

自民党衆議院議員

1954年生まれ、9歳に父の交通事故死により苦しい生活が始まる。高校・大学を奨学金で卒業できた。多くの人々に助けられ「皆に恩返しを」という気持ちで自分の進むべき道は政治家であると確信。1989 年都議会議員に初当選後 2 期務め、1996 年に衆議院議員初当選。現在10期、内閣官房副長官、文部科学大臣・教育再生担当大臣、オリパラ大臣、自民党選対委員長、自民党政調会長を歴任

酒井 なつみ

中道改革連合・前衆議院議員

看護師・助産師・一児の母。江東区議2期、衆議院議員2期。区議として産後ケア拡充やがん患者支援を進め、国会では高額療養費の自己負担上限引き上げ凍結、緊急避妊薬の薬局販売実現、人身売買厳罰化法案の提出などに取り組む。2026年衆院選で惜敗も、江東区を拠点に活動を続ける。

森 ようすけ

国民民主党衆議院議員

衆議院議員(2期目)。東京13区(足立区東部)。東京都連会長。
1994年生まれの31歳。妻と娘の3人家族。
上智大学経済学部経済学科卒業、一橋大学公共政策大学院修了。新卒で環境省に入省。気候変動関連の政策に従事。外資系戦略コンサル会社を経て、農機具機械買取販売会社を企業・経営。