高校では「公共」が始まるなど、以前より民主主義教育(主権者教育)において現実的な事象を扱う機会も増えていますが、政治的中立性など、民主主義教育を進める上で、その手法や位置付けに不安を抱えている教員も多くいます。

そうした中で、先進的な取り組みを進めてきた、神奈川県立横浜瀬谷高等学校・黒崎洋介教諭、ドルトン東京学園中等部・高等部・大畑方人教諭、日本やノルウェーの授業を受けてきた高校生の赤澤優羽さん、政治家の立場で民主主義教育を推進しようとしている関口江利子・世田谷区議会議員をゲストに、パネルディスカッションを行います。

いかに学校で民主主義教育を教えていくべきか、どのような力をどのように高めていけばいいのか、日本における民主主義教育(特に主権者教育)の現在と未来について語っていただきます。

スピーカー

黒崎 洋介

神奈川県立横浜瀬谷高等学校教諭

1987年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院教職研究科修了。神奈川県立高校2校、国立教育政策研究所への在籍出向を経て、現職。専門は、公民科と総合的な探究の時間における授業づくり。総務省主権者教育アドバイザー。文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説公民編』作成協力者。

赤澤 優羽

高校生

2005年生まれ、埼玉県出身。高校2年生から1年間、交換留学生、及びさいたま親善大使としてノルウェーに留学。日本の高校ではジェンダー、LGBTQ+、性教育に関する部活動の設立や、難民関係の学生団体にて活動するなかで社会問題に興味をもつ。
ノルウェー留学中は、労働党のユース政党AUFに所属し様々な活動を行う。
現在は、日本若者協議会で活動中。

大畑 方人

ドルトン東京学園中等部・高等部教諭(社会科主任、生徒部統括部長)

私立中高、都立高校勤務を経て、2021年度より現職。上智大学総合人間科学部非常勤講師を兼務。高校公民科教科書『公共』(東京書籍)編集委員なども務める。共著に『ライブ!主権者教育から公共へ』(山川出版社)

関口 江利子

世田谷区議会議員

もともとは、設計デザイナー。いまは、障がい児(者)・高齢者・子育て家庭を訪問して、その人らしく暮らすお手伝いをしながら、世田谷区議会議員をしています。実は、わたしたちの暮らしと政治はとても近い関係です。どんどん声をあげていくことで、変えることができるはず。その声をつなぐのが、わたしの役割です。